ニュージーランド南島中央を走る山脈の麓付近の自然豊かな土地で栽培されている、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)のAvis hillという品種のラベンダーから生産された、ラベンダー精油です。
この辺りは、緯度的は南緯44度と、フランスのプロバンスや北海道の富良野とほぼ同じ。年間の平均気温は10.1~12℃(1971~2000年)、平均降水量は500~750mm(1971~2000年)と雨が少なく、日照時間は2,000~2,200時間(1971~2000年)で紫外線量が多いという、真正ラベンダーの栽培には最適の環境で、1980年代の終わりごろから、ニュージーランドの人々の好みに合った香りでかつピュアな真正ラベンダー精油を生産しようと言う動きがNew Zealand Institute for Crop & Food Researchの技術指導で始まりました。
ミツバチの自然交配によって、今では、天然ではなかなか採れなくなったような、古いフランスの品種を基準にした数値に成分を合わせることに価値を求めているラベンダー市場に振り回されず、消費者が素直に心地よいと感じる香りの精油が採れる品種を選んで、個性があり、且つ品質管理レベルの高いラベンダー精油の市場を作ろうと言うものでした。
ニュージーランド国内では、気候や土壌などの適正に応じて、真正ラベンダー、ラベンダースーパー、ラバンジンが小規模で栽培され、それぞれの生産者たちが、品質を競い合っています。
Avis hillという品種は、真正ラベンダー精油の中では、リナロールが低めで、酢酸リナリルの数値が高め(40%前後)の精油が採れるのが特徴の品種です。昔、ニュージーランドにラベンダーのサンプル種子や苗が輸入された際に、アクシデント的に混ざっていたのが始まりと言われています。育てやすい品種ではないのですが、ニュージーランドでラベンダー精油生産のプロジェクトが始まった際、甘く優しさのある香りが生産者の心をひきつけて、栽培されるようになりました。
生産指導はラベンダー研究を30以上続けている、Crop&Food ResearchのDr.ポーターで、栽培方法から蒸留、ボトリング、保存方法まで、先進的なだけでなく、細部にわたって細やかな手法で行われています。
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ニュージーランド・ラベンダー精油
学名:Lavandula angustifolia
抽出部位:花、穂先
抽出方法:水蒸気蒸留法
育成地:ニュージーランド
南島
蒸留地:同上
生産者名:Dr.サイムズ(獣医)&Mr.デクスター
生産年月:2017年1月
■ 商品説明
ニュージーランド南島中央を走る山脈の麓付近の、南緯44度付近で小規模に栽培されている、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)のAvis hillという品種のラベンダーから生産された、ラベンダー精油です。この品種の特徴は、40%前後と言う、高めの酢酸リナリル値にあります。 ヨーロッパではアレルゲンリストに載っている、リナロールは他のangustifoliaと比べて低いのも特徴です。 このニュージーラベンダーは、イギリス人獣医Dr.サイムズと酪農家のMr.デクスターがさんが、Dr Noel G Porter B.Sc. (Hons) PhDの技術指導を受け、細心の注意を払って栽培から精油生産、ボトリングまでを行ったものです。 収穫から水蒸気蒸留釜にかけるまではスピーディーに作業が行われています。(セパレーションを完璧に終えるまでは更に時間をかけます。24時間掛けて、酢酸リナリルの酸化の原因にもなるといわれている水分を極限まで抜くためです。)この、繊細なだけでなく、スピーディーさも高品質で安全なラベンダーを生み出す秘密なのです。
■ 商品仕様
製品名 | ニュージーランド産 ニュージーランドラベンダー精油 Lavandula angustifolia 100ml 2016年産 |
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型番 | NZ2017 |
メーカー | Aroma of Australia |
製造年 | 2017年 |
輸入後の成分分析表です。