紀元前から芳香植物やオリーブオイルが生活に根付く中東。その中でも、精油愛好家にとって関心の高い地域です。この本は、ガザでの地元市民の経済的自立(職業訓練)と平和教育(子どもたちに本を!)を目指して活動した藤永香織さんの記録の復刻版です。
ガザ市民の日常を自然体で描き、現地での生活を「同じ釜の飯を食う」感覚で伝える貴重な一冊。メディアでは知ることのできない、等身大の人々の姿が心に響きます。
さらに、この本の売上は全額、ガザで立ち上げた子どもたちの学びの場(寺子屋)の運営支援に寄付されます。現在、著者の藤永さんはがん治療と向き合いながら、ガザの「息子たち」とその隣人を遠く日本から支え続けています。
現地の人々の暮らしに触れ、未来を紡ぐ活動を応援できるこの本を、ぜひお手に取ってみてください。