ニューサウスウェールズ州北部沿岸部はティーツリーオイル発祥の地で、多くのティーツリーオイルの生産が行われてきましたが、より良い香りや組成のティーツリーオイルを作り、商品価値を高めるため、他のメラルーカ種との交配が行われたため、現在市場にあるティーツリーの殆どが、昔のままのティーツリーオイルではありません。
「ブッシュオイル」と呼ばれるティーツリーオイルは、何億年もの昔から、その土地で生育してきた、ティーツリーの原型といわれるティーツリーから種を採って苗を増やしたもので、始めの植林作業時以外は全く手をくわえていない、オーガニックで(ほぼ)ワイルドのものを言います。
インガソル夫妻はNASAAから認証を受けたオーガニックの土地のティーツリープランテーションと、その精油を使って洗剤やパーソナルケア製品を製造する会社を経営していましたが、オーストラリアの、昔のままのティーツリーオイルをの普及拡大により、存続を守るため、2012年10月二次製品の会社を売却し、ティーツリーの栽培と精油の生産に集中することにしました。
Bush Oilと呼ばれるこのティーツリーオイルは、オーストラリアの古代からのティーツリーの遺伝子を守っているティーツリーから採れた精油と言うだけでなく、蒸留機も他にないユニークなデザインです。時間をかけて低圧で精油を抽出できるように、横に長い形状になっています。
Bush Oilの化学組成は非常に複雑で、100以上の成分からなっています。香りは、ティーツリーオイルの香りではありますが、かすかに甘みのある香ばしい感じの優しい香りがあります。
2020年1月の森林火災で殆どのティーツリーが燃えてしまったため、しばらくは収穫が出来ません。蒸留機材を避難させるときに急いで収穫した、わずかなティーツリーから蒸留した分から少量輸入できました。大切に使っていただければと思います。
ティーツリー精油
オーガニック認証団体:NASAA、ACO
オーガニック認証番号:土地2279 生産および品質管理2452P
学名:Melaleuca alternifolia
抽出部位:葉、穂先小枝の部分
抽出方法:水蒸気蒸留法
育成地:オーストラリア
ニューサウスウェールズ州ニューサウスウェールズ州北部沿岸近くの湿地
蒸留地:同上
生産者名:Ms&Mr.インガソル
生産年月:2019年12月
■ 商品説明
ティーツリーは、60年ほど前から、よりよい香りと品質の精油を採るために、同じメラルーカ属の植物の間で品種交配が行われてきました。日本の稲作のようなものです。今日(こんにち)のティーツリーオイルは、オーストラリア大陸に、古代から自生してきたものとは、少し異なると言われています。 このティーツリーオイルは、古代から自生してきた、オーストラリア最古のティーツリー(Melaleuca alternifolia)を母木とする、品種交配が一度も行われていない、ティーツリオイルの原型と言える、ティーツリーオイルです。 第三者オーガニック認証団体NASAAから、土地、生産プロセス、管理に対してのオーガニック認証を取得しています。このようなティーツリーオイルをBush Oilと呼んでいます。
■ 商品仕様
製品名 | 2019年12月オーストラリア産 オーガニックティーツリー精油10ml |
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型番 | JF21302 |
メーカー | Aroma of Australia |
製造年 | 2019年 |
成分分析表です。分析機関DPIがサザンクロス大学内に移転した関係で、現在はサザンクロス大学プラントサイエンスで分析をしています。