マヌカは、植物名をLeptospermum scopariumと言い、Leptospermum属の植物です。ニュージーランドティーツリーとも呼ばれ、ニュージーランドの人々には昔から身近にあった植物です。低地の湿地帯を好む、オーストラリアのティーツリー(Melaleuca alternifolia)とは対照的に、水はけのよい斜面を好みますので、山や丘陵地帯の多いニュージーランドの環境には非常に適した植物と言えます。Leptospermum scopariumはオーストラリアのニューサウスウェールズ州やタスマニアの山岳地帯などでも群生しているのが見られますが、精油として高品質のものが採れるのが、ニュージーランドの北島、イーストケープ半島地域と言われています。良いマヌカ精油は、トリケトン類の合計が20~30%台のものとされていて、当店がお取引している生産者は、蒸留所付属のラボで、山から刈り取ってきたマヌカから少しずつサンプルを採りながら、イーストケープの群生地域ごとの成分の評価も行っています。
イーストケープ半島は非常に広く、一周すると、車で8時間ほどかかるほどです。殆どが山で、その中にマヌカの木や自生しています。精油生産者は、地元の人々が山の斜面を歩きながら手作業で収穫してきた枝と葉を蒸留所に集め、蒸留します。収穫は12月から1月にかけての夏の間。気温の低いニュージーランドでは、暖かい時期ですが、雨が降ると地面が滑りやすくなるため、作業ができなくなるので、雨の多い夏は、収穫量と精油の生産量がぐっと少なくなります。
マヌカの木は、全くの野生で、公有地の山の森林地帯に広い範囲で群生しています。そのため、オーガニックの認証は取得していません。しかし、自然のままの森に自生しているということは、オーガニック‘栽培’よりもナチュラルなことではないでしょうか?
マヌカ精油
学名:Leptospermum scoparium
抽出部位:葉、小枝の部分
抽出方法:水蒸気蒸留法
育成地:ニュージーランド
北島イーストケープの山地の森林
蒸留地:イーストケープ オポティキ
生産者名:Msクーパー&地域の人々
生産年月:2015年11月
■ 商品説明
イーストケープ地域のマヌカ精油は、上質のマヌカ精油の条件である、トリケトン類の合計数値が20~30%台という基準を満たしています。こちらは、生産者独自の蒸留法により、ピネンが低く、トリケトンが高い仕上がりになっています。今回の輸入後の分析結果では39.72%です。
■ 商品仕様
製品名 | 2015年産 ニュージーランド産 イーストケープ マヌカ精油5ml 高トリケトン |
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メーカー | Aroma of Australia |
製造年 | 2015年 |
輸入後の成分分析表です。